以前働いてた某求人誌の職場での本当にあった出来事。
●その1「僕はイラストレーター」
ここの職場に入って6年半。
主に週刊の求人誌のデザイン業をしていました。
ある朝、普段通りにPCで仕事していると
専務「●●君、確か、絵が描けるのよね??」
私「え?いや、そんなに上手じゃないですけど。。」
専務「え??だってうちに来たときの履歴書に絵が描けるみたいな事かいてなかったっけ?」
私「え!いや、書いた覚えはないですけど。。。」
専務「いや!ぜったい書いてた!」
と専務。
専務は職場の会計や人が少ないので時には少々の求人内容の変更等もmacを使ってやる頑張っている人だ。
だが、少々、自分の言う事はなんでも正しい!と思ってしまうのが玉に傷。
私も少々、絵は書いていたが履歴書に書く程のスキルがある分けもないので
なんでそんな事言っているのかな?と思った。
怒り気味の専務はドンドンと社長室へ行く為に階段を上がって行った。
ドンドンドン。
どうやら僕の履歴書を持ってきたようだ。
専務「ほら!書いているでしょ!」
と見せられた僕の履歴書には
・Adobe illastrator
・Adobe photoshop
など使うPC softの条件を記入した欄でした。
じゃあ!何かい?わしゃ、写真屋なんかい!
これは酷い!と思い憤慨してた頭を一旦リセットして
相手もわからなかったんだろうと丁寧にわかり易く説明をしたのですが
「年寄りをなめんな!」とばかりに逆に嘘つき呼ばわりにされて自分の部屋へ帰っていきました。
今まで専務になんどもillastratorについて教えて専務も「うんうん」と理解してくれてて時には興味の無い韓流のドラマ話をきいたりと営業さんと違いずっと職場内での仕事を共にした上司。
ここで私も怒ったらダメだと思い冷静に仕事に戻りましたが怒りで手がブルブルしててPCモニタのマウスのメモリがあっちこっちにブルブルしてしまって作業になりませんでした。
これが幾つか有るこの職場を辞めた原因の1つです。
でもまだこれは小さい出来事でした。
●その2「校正」
同じ職場では数年前まで求人誌と別で風俗店の紹介の雑誌も作っていました。
どこの職場も同じでしょうが校了日近くになると連日徹夜作業。
昼間は求人誌、夜は風俗誌の制作に追われていました。
普通に丸々2日間、家に帰れずに作業なんてよくありました。
睡眠とらないと誤字・脱字も出てくるので営業さんには確認校正に力を入れてもらってました。
ある日、1つのクライアントの広告が一段落してほっとして営業さんに確認してもらってました。
営業「ブーーーーーーーーーーーッ!」
後ろで営業さんが飲んでたお茶を吐き出して蒸せてました。
営業「ひ〜!ひ〜!」
そしてその営業さんは笑いが止まらなくなっていました。
普段はキリっとしてポマードで決めてる団塊の世代を頑張って生き抜いた
営業課長です。
何なんだ??と思いそのプリントアウトした広告をみました。
そこには先ほど制作した風俗嬢のコメント欄でした。
そのお店の広告は風俗嬢1人づつアピール文が書いてある部分。
そこには
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[●●ちゃん 21歳]
B:90 W:63 H:92
毎日入っています♥疲れた貴方を癒しちゃいます♪
是非、指名してくれよな。
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と最後に「オラ、孫悟空!」バリの
悟空語によって締めらており予測も出来るはずも無い文字のテロにより机がお茶まみれになった課長の机と少々乱れた髪にようやく喋れたという感じの小さい声で
「最後の、、、、文、、字が違、、うよ、、、、、、」
と指示してくれました。
僕も職場では真面目で静かな方だったので何事もなかったかのように
PCに向かい文字を直しました。
モニタに反射した自分の笑った顔と後ろに映る課長が机を拭く姿は職場を離れた今でも鮮明に覚えています。
書ける程の小ネタがあればまた書きます。
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